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「SDGsデザインユニット」について

SDGsデザインユニットとは、九州大学大学院芸術工学研究院が設立したユニットで、
国連が掲げる「SDGs (持続可能な開発目標)」に対して、
デザインの領域で貢献することを目的としています。

SDGsデザインユニットとは、九州大学大学院芸術工学研究院が設立したユニットで、国連が掲げる「SDGs (持続可能な開発目標)」に対して、デザインの領域で貢献することを目的としています。

SDGsの17の目標は、それぞれが複雑に連環し、どれ一つとっても容易に達成できるものはなく、国家レベルから個人レベルまで多様なアプローチが求められます。

これまでデザインの役割は、色や形による造形表現を用いた価値付けと考えられてきました。しかし、今日の多様で複雑な諸課題を解決するには、それらの要因やニーズ、仕組み、そして解決の糸口を多方面の視野から俯瞰的に探り、具体的な方向を導き、提案・検証する創造プロセスのすべての段階においてデザインが有効な方法になり得ると認識されています。本ユニットはこうしたデザインによる領域横断的問題解決の力を活かした「デザインによる解決」に特化します。

また、SDGsはアカデミズム単独では解決できない目標であるため、本ユニットを「社会プラットフォーム」と位置づけ、産業界、市民と共に解決策を模索し、社会実装する具体的なプロジェクトを推進します。提携関係にあるデザイン学部をもつ海外大学や国際機関、未来社会の創生を目指す学内共同教育研究センターである九州大学未来デザイン学センターと連携し、「世界的なデザイン運動」として展開していきます。

「どうしたら社会の課題を解決できるのか!?」

井上 滋樹
SDGsデザインユニット長
九州大学大学院芸術工学研究院 教授

被災地の復興支援や、障がい者の社会参加に取り組んでいるデザイン系の大学教員に加え、哲学、芸術などの専門分野の異なる多国籍のメンバーと「どうしたら社会の課題を解決できるのか!?」について、これまで話し合いを続けてきました。

SDGsの目標に対して「自分には何もできない」と諦めている人が少なくありません。しかし、困っている生活者に寄り添い、所属や分野の異なる人たちがその課題に向き合うことで解決の入り口が見えてくること、また、私たちが専門とする「デザイン」がその解決策になることにも気づかされました。

今こそ、人類が当たり前のように行っている活動を根本的から見直す、デザインによるイノベーションが必要だということを、海外の有識者たちは勿論、学生たちと共有しました。そのため、私たちは世界のどの組織よりも早く「デザインによるSDGs達成を掲げる組織」を立ち上げることにしました。

SDGsデザインユニットは、九州大学未来デザイン学センターと連携することで、デザイン思考を活用した教育活動、SDGsに関連する課題解決のための研究活動、企業との共同研究による制作活動、行政と連携した社会システム構築をすすめます。また、SDGsを達成するために同時に立ち上がった九州大学の学生サークル「KD−SDGs」の学生と連携した活動も推進します。デザイン学部を持つ海外大学と連携し、世界的なデザイン運動として「クリエイティブな具体的アウトプット」を世の中に提供します。

このSDGsデザインユニットを通して、私たちの“SDGs in Action!”を伝えていきます。私たちの活動へご協力、ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

2018年4月1日

九州大学大学院芸術工学研究院 SDGsデザインユニット事務局
福岡市南区塩原4-9-1
TEL 092-553-4400

九州大学大学院芸術工学研究院
SDGsデザインユニット事務局
福岡市南区塩原4-9-1
TEL 092-553-4400